フカミドリリオン

ゆるりと奥松島に遊ぶログ

石切場の跡をあるく

2月らしく寒い日が続いています。春の訪れを感じるにはまだ早いように思えますが、しっかり自然の様子を観察していれば解るものでしょうか。

また雪も積もったりしていますね。日本海側は大変でしたが、こちらでは、とくに雪が多すぎるという感じでもなく、こんなものかな、という感じの積雪状況です。雪の少ない年のあとだと相対的に多く感じられたりもしますが、もう少し長い期間で考えると、標準的なところかと。今後数十年のレベルでは、どのように変化していくのでしょうか。

寒いし、風邪気味で体調がいまいちなところもあるので、あまり外に出ていません。おとなしく慎ましやかに暮らしているので、これといった賑やかな報告があるわけでもありません。ぼちぼちと呟いていきたいと思います。

さて、また、少し前の写真を引っ張り出してきます。

今はもうほとんど廃れてしまっていますが、野蒜(のびる)のあたりでは、凝灰岩の採石がおこなわれていた時期があります。全国的にも名高い「大谷石」と同じ石材です。このあたりでは、おおよそ総称して「野蒜石」と呼ばれます。もっと小さいエリアごとに、例えばカツギガウラで取れるものは「潜ケ浦石」と細分されたりもして、それぞれちょっとずつ特徴は違うようです。建築材として、家や倉庫の壁、塀などに使われていました。

その石切場の跡があちこちに遺されています。これが、ちょっとした、いわゆる「古代遺跡」っぽい雰囲気を作っていて、なかなかに好みなところです。

下の写真は、「川下」と呼ばれる地域の採石場の跡。道具が置かれているところを見ると、つい最近まで採掘していたようです(もしかしたら、まだしているのかも)。およそ1年まえの写真です。

フォトショでいじれば、もうちょっとそれっぽい雰囲気の写真になりますが、面倒くさいのでそのままで。

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