フカミドリリオン

ゆるりと奥松島に遊ぶログ

温暖化と厳冬は川の流れのように

いつになく厳しい寒さが続いていますね。

マイナス4度を下回ったくらいから水道管も凍りはじめるみたいで、悲鳴があちこちから聞こえてきます。嘘です。聞こえてはきませんが、でも、あちこちで凍ってるのは事実のようです。

こうなると、地球温暖化なんかしてないんじゃないか、という軽口が必ずあちこちから聞こえてきます。嘘です。いや、嘘ではありません。確かに聞こえてきます。けど、そんな、バブル経済じゃないんだから、つねに右肩上がりの気温上昇なんてあるはずもなく、針の揺れ幅が大きくなって、つまり気候変動が激しくなって、全体として温暖化に向かっているわけですよね。

あるいは、長期的な揺り戻しとしての“寒の戻り”なんかもあったりして、そして、さらにそれを乗り越えて遙かな温暖化に向かうとか、はたまたそのあおりで、本格的な氷期に突入していくとか、もうちょっと大きなスケールで地球の環境は変動していくものだろうと思います。

しかし、その大きなスケールの変動ではなく、拡大したときに見える微細な揺れの部分にこそ大きな影響を受けてしまうのが人間の生活と感情なわけで、なんとちっぽけな存在か、と殊勝な顔でうなだれてしまうばかりです。

今日の写真も、寒々としています。実際に、寒かったのです。季節ものとして楽しみたいと思います。鳴瀬川河口部付近です。

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運河に溜まった砂を掻いたのでしょうか。ヒトノ造リシモノ。

 

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沿岸津波監視システム。

 

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冬の寒さにも負けぬ野蒜築港跡の碑。